冴えない彼女の育てかた 11巻 感想

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 本日発売の冴えない彼女の育てかた11巻買ってきました。とらのあなで購入したのですが、またもドラマガも衝動買いしてしまいました…(恵ファイルに負けた

 

 エロすぎる加藤恵が表紙な冴えカノ11巻は、1年目が7巻で終わったことを考えると2年目の4巻相当(美智留登場)ぐらいのポジションなわけですが、表紙通りのメインヒロイン回といって良い感じです。お陰で体験版が期限を迎えた一択彼女加藤恵の禁断症状が高まってます…

 といっても前半はいつも通りの存在感の加藤で、美智留と出海ちゃんのシナリオをヒロインの関与なしに完成させた修羅場から始まり、伊織・英梨々が登場するという形で各ヒロイン達の無難な登場シーンが続いています(詩ちゃんの出番は…

 後半になり、メインヒロインのシナリオである「叶巡璃ルート」に行き詰まった倫也は、紅坂朱音に電話で相談する事をきっかけに筆を動かし始め、恵とシナリオ完成の為に話し始める。そして過去の恵との出会いをシーンとして上げる中で、加藤恵が求める主人公像へと話は移っていき、二人のイチャラブへ…(以下略

といった感じの展開で、最近の巻で感じていた黒いだけの恵から抜け出しヒロインらしい恵が前面に押し出された後半、流石エロゲシナリオライターの作品というべきなのか脱いでもいないのにエロくてニヤニヤが止まりませんでした。

 ホワルバ2&業界ネタも豊富で、あとがきの「冬コミが終わったら大学生編で、高校を卒業して数年、微妙に疎遠になってしまった倫也と恵が……」という下りは是非実現欲しいですね←

個人的には流石メインヒロインと思わせてくれた7巻の恵を上回る形で、加藤恵をちょっとした台詞や行動から凄く魅力的に描いてくる辺り、流石丸戸さんだなぁとつくづく感心させられてしまう出来でした。